2009年10月22日木曜日

急がばまわれ

デジカメを貸してもらう為、15時30に待ち合わせ場所に向かい使い方等説明を受け、その足で実家に向かいました。

実家から離れた場所に自転車を置きにいくと向かいの2件先の人と会い、挨拶を交わしました。
「引越したの?もうあそこへは住んでないの?」と聞かれたので「はい、今は別の場所に住んでいます。今、家の壁を壊されているので写真を撮りにきました」・・・と、自分でもおいおいと思うほどぺらぺらと勝手に口が動き、プライベートなことを近所の人に話してしまいました。
その人とは良い関係でしたので。

私はデジカメのスイッチをONにして、躊躇することもなく家の外から壊された箇所を撮りました。以前より、またひどくなっています。
家に入り、今度は内側から何枚も写真を撮って、フォトショップへ直行。
現像が出来上がるまで近所を歩いていました。

写真を撮りに行き、一通り準備は整いました。

この一連の作業を以前もやりましたが、今回は・・・不思議と気持ちが違いました。
近所の人にも隠さず今の現状を言えたし、写真を撮ってる時も、以前は感傷に浸ってしまいました。
現像に出す時でさえ、「こんな写真、お店の人にどう思われるだろう」と恥かしい気持ちがありましたが、
今日は、自分でも信じられないくらい”客観的”でした。

破損状況がひどくなっているのを見ても「これなら100パー保険下りるな」とか、「ついでに以前割られた窓ガラスも撮っておこう」と、なんとも冷静。
まるで調査官気分でした。

親友と距離を置き、頼れるのは自分しかいないと決心したら心細いどころか、自分の信念のようなものがハッキリと見えてきたんです。

以前同じような一連をやった時は、あれこれと手こずりましたが、今回はなんともすべてがスムーズでした。
とにかく自分自身が冷静沈着だったのが一番信じられません。
一人きりだったのに!
そんな自分を自分で頼もしいとさえ感じました。

明日はいよいよ今日そろえた証拠を持って、警察署へ被害届を出しに行きます。
届出をした後、すぐに担当の人に「本人と直接会ってもらいたい」と申し出て、次に保険会社へ連絡し手続きをしてもらいます。帰ってきてから不動産屋さんと内見の日取りを決めます。

そうすべて同時にスタートです。

すべてが同時に動き出します。

これまでの南東・北西・北東効果をフルに発動させます。

結果はどうであれ、今は「自分でスタートさせること」に意義があると思っています。

”運”は後から必ずついてきます。

命が動けば・・・その命を運んでくれる・・・それが”運命”というもの。

私が動かなければ何もはじまりません。

ほんとはこれはもっと後に、、、いやできればやりたくなかったことだけど、「急がばまわれ」と言いますもんね。苦手なことから先にやっちゃった方が、結局 夢に向かう近道だったりします。